アフターコロナの安全な診療

アフターコロナの安全な診療

緊急事態宣言が発出され、歯科においても診療の制限を求められていたここ一月余りの間、緊急事態宣言が解除された後に安全に治療を行う為の準備をしていました。
今後は、通常の当たり前なオートクレーブによる滅菌処置や患者さんごとの診療室の消毒に加えて、今後起こり得る第二波第三波を想定し、アフターコロナの院内感染予防として次の対策を行ないます。

普段から診療を行うにあたり問診票を記入して頂いて疾患をお持ちか否かを尋ねていますが、申告が正しいとは限らず、更にご自分の疾患に気付いてらっしゃらない場合も多々ありますので、基本的には全ての患者さんが何らかの疾患をお持ちであると仮定した診療を行っています。
今回の新型コロナウイルスは発症前から感染源になり得るという特徴がありますので、なおさら全ての患者さんが感染しているという前提で診療を行う必要があります。

ご不自由をお掛けする事があるかもしれませんが、何卒ご理解とご協力をお願いします。

オートクレーブ

来院時に手指消毒

受付カウンター脇に手指消毒用のアルコールジェルを設置しました。
来院なさったら、まず手指の消毒をお願いします。

手指消毒用ジェル

検温

基本的に体調が優れない方は治療を受けにいらっしゃらないはずですので、患者さん全員に診療前の検温を行うつもりはありませんが、非接触式体温計を用意してありますので、体調に自信が無い方はピッ!とやりますからお申し出下さい。

非接触式体温計

待合室ではマスク着用

待合室ではマスクをお持ちの方はマスク着用で、お話しは控え目にお願いします。

マスク掲示

診療室で外したマスクは専用のフックに下げて保管して下さい。

マスクの保管
全ての患者さんが新型コロナウイルス感染対策としてマスク着用で来院さないます。当院では、治療中にマスクを保管する為のフックをユニットに設置しました。

診療前の含嗽

診療を始める前にリステリンで30秒間お口をゆすいで頂きます。
リステリンは新型コロナウイルスの不活化についての効果は実証されていませんが、近い構造を持つインフルエンザウイルスや、その他の虫歯菌、歯周病菌などを30秒以内に殺菌する力を持ち、その効果は12時間持続する事が検証されています。
診療前のお口の消毒にご協力をお願いします。

定期的な待合室消毒

ドアの取手や椅子の肘掛け、受付カウンター、靴ベラなど、普段患者さんが触れる箇所は定期的にアルコール消毒しています。

消毒用エタノール

常に換気

歯科の治療の中には、スプレーで注水しながら歯を削ったり注水しながら超音波振動で歯石を取るような、エアロゾルを発生する恐れのある処置があります。
発生したエアロゾルにウイルスが含まれていた場合、換気の無い室内ではウイルスが感染力を持ったまま暫く漂う事になりますので、診療室にある大き目の換気扇を常時回して診療室を換気します。
1分間に11立方メートル排気する能力を持った換気扇ですので、診療室の空気は4分足らずで総入れ替えできる計算になります。
よって診療室内の温度は比較的外気温に左右されがちですが、ご容赦願います。

一人ずつ治療

可能な限り間隔を開けて一人ずつ治療を行います。
先に挙げた換気によって空気中に漂う飛沫を排出し、患者さんが触れる箇所や口をゆすいだ時に飛沫が散るような箇所を入念にアルコール消毒する時間を取る為に、また、なるべく待合室で患者さん同士の接触が起きないように、間隔を開けてアポイントを取るよう心掛けます。
※複数のユニット(治療椅子)で同時進行的に治療を行った方が治療効率は上がりますが室内に発生したエアロゾルで感染が起こるリスクが高まります。

診療後に手指消毒

診療中は飛沫が発生しますし、何度かお口もゆすぐでしょう。それによって患者さんの手指は必ず汚染されます。患者さんにとってはご本人の飛沫ですので害はありませんが、待合室の汚染を防ぐ為に診療室から出たら手指の消毒をお願いします。
マスクの着用および来院時と診療後の手指消毒によって待合室の清潔は保たれます。

手指消毒掲示

受付飛沫防止シート

飛沫を遮断するよう、受付のカウンター上にビニール製のカーテンを設置しています。少々お話がしづらいのですが、ご理解下さい。

受付ビニールカーテン

フェイスシールド

患者さんと術者、お互いの飛沫感染を極力防ぐ為に全ての処置をフェイスシールド装着で当たらせて頂きます。
いくつか買ったり無償提供を受けたり作ったりした結果、按配の良かった2種を診療で使っています。今この状況では医療だけでなく接客業全ての方に必要な感染防護具だと思います。興味のある方はお尋ね下さい。

フェイスシールド

いつまでコロナに備えるのか?

前述の措置をいつまで続けるのか?が問題ですが、今のところ「様子を見て」としか言えません。

例えばフェイスシールドや含嗽、院内のアルコール消毒、換気などは新型コロナウイルスだけの話ではなく、インフルエンザ等の他のポピュラーな感染症の予防策としても有効なものですので、今後スタンダードとなる可能性が高いです。